くべる
今朝の天声人語に、『ある行為がすたれたために忘れられていく動詞がある。「くべる」もその一つだろう。漢字で書けば「焼べる」となる。若い人はご存じだろうか。燃やすために、物を火の中に入れることを言う。<湯ぶねより一(ひと)くべたのむ時雨かな>川端茅舎。いまなら追い焚きボタンですむが、「ひとくべ」の言い方を懐かしく思い出す人もおられよう。とりわけ都会は火を焚く暮らしから遠くなった』。確かにそうだと思います。ボタンひとつで風呂が焚ける現在と違い、薪を用意して、燃えやすいように薪を積んで火をつけるのに苦労した思い出が私にもあります。やっと順調に燃えだしてその炎を見ていると何となく癒される気持ちになるし、夏は嫌でしたが、冬は暖かいし、進んで風呂番を引き受けたこともあります。また天声人語は焚き火に関して、『手をかざし、お尻をあぶりつつのコミュニケーションも今は遠い光景である。囲む人々の中には、鍋奉行ならぬ「焚き火奉行」がいたものだ。生きている火は、燃やすというより「育てる」という言い方がふさわしい。「くべる」の語とともに、奥深い技術を忘れつつあるのかもしれない』とありました。
小さい頃は、薪と石炭で、お風呂を沸かしていました・・^^;
薪割り、得意でした。
by Rchoose19 (2010-02-12 12:29)
アウトドアでバーベキューの時くらいしか、火を起こしませんから
忘れていますね。
by どぼちょんぱぱ (2010-02-12 13:29)
くべる。
最近は「くべる」本当に使わなくなりました。
便利になればなるほど消えて行く言葉が出てくるんでしょうね
by いそじぃ~ (2010-02-12 18:46)
「くべる」 広辞苑にもありますが、私は関西の言葉、わかります。
「しまう」、これ、わかります? 「それ、はよう、しまえ」などと言います。
by とりのさとZ (2010-02-12 19:38)
便利なのは助かりますが、その過程がなくなってしまう・・・
情緒がなくなっていきますね。
by gehirn (2010-02-12 22:16)
その通りですね
火を育てることを忘れ、刃物を使うことをやめさせ、かえって火や刃物を使った犯罪が増えたような気がします。熱いものを熱いと感じ、痛いことは人も痛いと感じることを、日常の中で再度教える必要があるのではないでしょうか
by be-sun (2010-02-13 09:35)
Rchoose19さん こんにちは
子供のころは、風呂焚き当番は結構楽しかったですね。
by やおかずみ (2010-02-13 10:28)
どぼちょんぱぱさん こんにちは
私の地方はガスはなかったですから、ご飯を炊くのも、お茶を沸かすのも、風呂を焚くのも、餅を焼くのも・・・すべて火を起こすことから開始でしたね。
by やおかずみ (2010-02-13 10:31)
いそじぃさん こんにちは
時代とともに言葉も消えることがよくわかりますね。
by やおかずみ (2010-02-13 10:35)
とりのさとZさん こんにちは
私は関西出身ですので、「しまう」はわかりますが、関東勤務の時に、
「しまう」ことを、「かたす」と言っていて、わからなかった経験があります。
by やおかずみ (2010-02-13 10:38)
gehirnさん こんにちは
今は車の運転も半分はコンピューターがしている時代ですから・・・。
by やおかずみ (2010-02-13 10:39)
be-sanさん こんにちは
人間は火を使う、刃物を使う、唯一の動物ですから、その怖さも
充分教える必要がありますね。
by やおかずみ (2010-02-13 10:42)